触目の間
2018年
黒御影石
W2100×D900×H300 cm
現代社会は様々な情報によって構成されている。その中で私たちはより新しい情報に目を向ける。物事は視覚を通じて認識されるため。私たちの身体を介したリアルな体感を必要としない。作品のモチーフであるマンホールは日常生活の中で当たり前に目にするものであるが、決して意識されることはない。そのようなものをあえて石から彫り起こすことで、日常生活において忘れ去られた足元の身体感覚を取り戻し、情報に固執した現代社会を浮き彫りにする。